Vol.92 2006年 6月

  雨です...。でも、これが梅雨ですよね。雨が降らないと困ります。いろんな、容器に雨水をためているので、当分花の水やりには困りません。

 さて、25日に、足立山麓音楽会に出演しました。友人が手作りでやっている音楽会です。小倉の霧ヶ丘という所にある、モーツァルトホールというかわいらしいホールで、やっているのです。今回で私は三回目ですが、前回は、母の亡くなった次の日でした。なんか、遠い昔のようです。五年ぶりに、このコンサートをするというので、懐かしい気持ちで参加しました。 その時、幼稚園と、小一だった娘たちは、もう、小四、小六、になっています。改めて月日を感じました。 

 選曲も迷いました。営業的な音楽会ではないので、自由なのですが、自分に何を課するかは、難しいものです。ここのところ、自分のいわゆるレパートリーばかり弾いている気がしたので、あえて、そうでないものを弾こうと思いました。フランスの作曲家 ラベルの「ソナチネ」を弾くことにしました。ソナチネといっても、こどもたちが弾くような練習曲ではなく、コンサートでピアニストが弾くような曲です。ソナチネとは、曲の形式のことですからね。それで、たぶん、2ヶ月くらいは、猛練習したと思います。楽譜も何種類が調べたり、巨匠の演奏を聞き比べたりしてみました。なかなか思うような音が出ません。そうこうしているうちに、もう本番になってしまいました。当日、これだけ努力したんだから、大丈夫と自分に言い聞かせ、弾きました。...意外と、落ち着いていました。変な音も当然出てしまったけど、楽しんで弾くことは出来たと思います。でも、まだまだです。今度は、発表会でも弾こうかなぁ。
                                               奥野かおり