Vol.62 2004年 3月 2号
本当に、春の風です。やっと暖かくなりました。
ヒアシンス、クロッカス、チューリップと、冬の寒さに耐えてじっと待っていた花たちが、いっせいに咲き始めました。
今年は、雪対策もがんばったので、サフィニアも冬越し成功です。でも、コーヒーの木は 枯れてしまいました。
なかなか、園芸の道も奥が深いです。
さて、3月6日の土曜日は、佐賀大学に行ってきました。音楽教育学会の例会です。いつも、この時期にあっていて、何かと忙しいので逃していましたが、久しぶりに前向きな気持ちになり、妹 笹田優美さんといっしょに、発表しました。音楽療法に、五感を取り入れるという趣旨のもので、朝日カルチャーセンターや、岡垣サンリーアイでやったものです。少ない時間の中で、なるべく具体的なことを伝えたかったので、実際の手回しオルゴールや、効果音を録音したCDを使いました。オルゴールは、橋村美奈さんに、茶碗の入っていた木箱をトールペイントしてもらったものを共鳴用に使い、夫、港さんににパーツの取り付けや仕上げをしてもらいました。とても良い仕上がりです。効果音は、蒸気機関車の音を
使いました。私は、室木線を聞いて育ったので、この音を聞くと、胸がキュンとするのです。
先生方にも共感していただけたようでした。久しぶりなので、レジメを作るのにも四苦八苦しましたが、良い勉強になりました。ほかの先生方の発表も興味深く、刺激になりました。いつまでたっても、勉強ですね。
4月13日 火曜日に、戸畑市民会館 中ホールで、新しい試みとしてモーニングコンサートをします。
普通のコンサートプラス日頃、音楽療法でやっていることを、少しやりたいと思っていますので、どなたでも興味のある方をお誘いください。会場は、とても美しく、響きがよく、ピアノはスタインウェイ フルコンサートグランドです。
奥野かおり
Vol.61 2004年 3月 1号
春一番も吹き、やっと暖かくなってきましたね。今年の冬は、寒かっただけに 春の喜びも大きいです。きのう、庭のクロッカスが咲いていました。沈丁花もつぼみがふくらんでいます。庭いじり大好き人間の私にとって忙しくなる季節です。
さて、三月に、久しぶりに大学院の同級生、声楽家の佐伯洋子さんの伴奏を弾くことになりました。
彼女は、修了演奏や、ガーシュインの夕べ、、オペラ「修道女アンジェリカ」などで、共演した大切な友人です。私が、結婚してから岡山に住んだこともあり、しばらく共演していませんでした。今回は、洋子さんから、 北原白秋の「帰去来」という曲に伴奏をつけてほしい、と私が頼まれたのがきっかけで、急きょ 本番でも弾くことになりました。素朴な曲に現代的なアレンジをするのは、けっこう好きなので、楽しんで作ることができました。今回はその一曲だけですが、合わせるのが、たのしみです。