矢野ちあき先生のお便りです。
発表会について。
たくさんのお客さんの前での演奏、みなさんとても緊張したことだと思います。でも、逃げ出すことも、途中であきらめることもなく、それぞれの1曲を弾くことができました。とてもよかったです。個人差はあっても、4月から練習をはじめ、この日のために何十回とソロの曲をみんな弾いてきました。でも当日の演奏は1回きりです。何十分の一の演奏が思うように弾けなかったお友達もいるかもしれません。しかしその1回の演奏のための努力が大事なのです。有名なピアニストのフジ子ヘミングさんの言葉を紹介します。
私は機械じゃないんだから、いつも同じような気持ちでピアノを弾くことなんてできない。小さなミスを問題にするより、どういう音で私らしく弾くか、それが問題。私だけの音を大事にしていきたい。誰が弾いても同じなら、私の弾く意味なんてないじゃない。
たとえミスがあっても、私自身を表現できる音楽を創り上げていってほしいのです。教育(education)とは、おだて、ほめて、のせて育てることだと思います。どうかおうちでも、細かいミスにこだわらず、お子さんの努力をたくさんほめてあげてほしいと思います。
よかったよ、の一言が、これからのお子さんのピアノを変えていくことでしょう。
キリスト教九州地区研修会に参加して 矢野ちあき
私は現在、すみれ音楽教室の講師のほか、ローランドミュージックスタジオでは、指導スタッフとして講師の先生方対象のセミナー講師をしています。また、作家であり、彫刻家、画家、陶芸家、医者など多才な芸術家である伊藤熊彦氏ともいろいろなお仕事をしています。その関係で去る6月20日に行われたキリスト教関連の幼稚園先生方の九州地区研修会に講師として参加しました。参加者は約250名ほどいらっしゃいました。当日は伊藤先生の作られた手作り楽器を200点以上展示し、「大人も子供も感動」をテーマに先生の講演がありました。講演の中で、伊藤先生作の影絵「千と千尋の神隠し」に私が音楽を担当し、シンセサイザーでつくったオーケストラ伴奏をバックに演奏しました。また、木もれびの繊細な影絵に五線譜をかぶせ、葉っぱを音符にして、即興で木漏れ日の音楽をつくったりもしました。音楽だけではなく美術と融合することにより、音楽も美術も広がる世界を感じました。最後は全員がなにかの楽器を持ち、全員でセッションしたり、歌ったりしました。音楽を通して初対面の参加者が1つになり、音楽のすばらしさを感じました。
きいてみてとんでコンサート
去る8月3日、福間海岸の音楽ホール サンストンで自宅教室の発表会をかねて、きいてみてとんでコンサートを行いました。(このコンサートは、8月2日 西日本新聞朝刊でも紹介されました。)会場には、子供たちがそれぞれの弾く曲のイメージを描いた絵も展示しました。第1部ピアノソロ 第二部家族アンサンブル 第3部お話音楽会の3部構成で行いました。第2部では、手作りのすず、ベル、鉄なべのたいこなど手作り楽器もたくさん使い、会場の皆さんにも参加していただきました。講師演奏では、私の弾く曲にあわせて即興で、画家の伊藤熊彦氏が7分の演奏時間ぴったりに墨で絵をかいてくださるパフォーマンスもありました。
第3部は音楽だけでなく、たくさんの大道具小道具を作り、視覚的にも楽しんでいただけるようにしました。おめんをつけた神々さま、6本の手のある等身大の釜じい、長さ3メートルもある大きな竜も登場し、会場をわかせました。
音楽を 耳できいて、目でみて、心が楽しくなってとんでいくような五感で楽しめるコンサートになれば、と企画しましたが、会場のみなさんもとても喜んでくださって楽しいコンサートになりました。
おはなし音楽会については、今後別の場所でも公演する予定です。そのときはご案内しますので、是非見にきてください。
矢野ちあき
発表会の感想です。
榊原結衣
わたしははじめて すみれ音楽教室の発表会に出ました。ちよっとドキドキしました。ひいた曲は ねこの恩返しです。はじめ、曲をきめる時
先生に聞かれ すこしまよいました。 もののけ姫か ねこの恩返しにしようと思いました。それで、ねこの恩返しが終わったら もののけ姫をするときめました。発表会の日「まちがえるかもしれない」と思ったけど、まちがえなかったので、うれしかったです。
稲富健太
ぼくは、ピアノの発表会でリンドンを弾きました。すこしまちがえたけどさい後までやりました。きんちょうしたけどがんばりました。アンサンブルのせいじゃのこうしんで ぼくは まらかすをしました。「シャカ」というめろでぃで まらかすにしました。とてもいい思い出になりました。
いなとみちあき
ぴあのはっぴょうかいで がんばりました。
とらいあんぐるをしました。